シニア世代の HOHO のすすめ
会計
会計
はじめは大学ノートでかまいません。
記録をつけ、領収書など明細を保管しておきましょう。
領収書と見積書くらいは用意しておいた方がよいかも知れません。
つぎは簿記ですが、すこしやっかいです。商業科や経済学部の出身の人は、文房具屋で現金出納帳、仕入帳、売上帳、仕訳帳、領収書、見積書など市販のものが売っていますので、自分でつけてみましょう。
◆簿記の種類 その1
「単式簿記」
おこづかい帳や家計簿のようなもの。何かを買ってお金が出た、何かを売ってお金が入ったなど記録します。商品を引き渡したものの代金が売掛の場合や、償却処理などをうまく表現することできません。
「複式簿記」
通常、会社や商店がつけている帳簿です。借方と貸方という2つの面で記録していきます。
商品を納品したが代金未収の場合、商品 → 売掛金
売掛金を手形でもらった場合、 売掛金 → 受取手形
手形を換金した場合、 受取手形 → 現金
と記録します、実際の商行為にとても合っています。
また、営業権や設備などを資産として年をかけて償却できますので、節税に役立ちます。
複式簿記をつけることによって、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書を作成することができます。
◆簿記の種類 その2
「商業簿記」・・・仕入れと販売を中心としたの商業用の簿記です
「工業簿記」・・・材料を仕入れて加工する、モノの製作所など工業用の簿記です。
◆対処の方法
簿記については義務教育、普通高校で教えません。ですから一般人はできなくてあたり前です。いくつか対処方法を記します。
@自分で勉強する
商業科や経済学部に行きなおす必要はありません。資格学校の簿記講座を受講します。商業なら簿記3級で充分です。費用は2〜3万円、期間は1〜3ヶ月です。モノの製作の場合、簿記2級を学んで工業簿記、原価計算ができるようになった方がよいのですが、費用と期間がけっこうかかりますので、決意がないとHOHOの前に挫折しかねません。
A委託する
簿記、決算については、弁護士、公認会計士、税理士、行政書士が行えます。
ただし、先方の士業が取り扱っていない場合もありますのでご確認を。
Bパソコン会計
パソコンでうごく会計ソフトが多く出ています。それぞれよく出来ています。
パソコン会計の導入支援を受けるコツは、経理会計と情報システムの両方に詳しい専門家に頼むことです。
「経理会計のことは分かるが、パソコンがうまく動かないのは知らない!」
「パソコンやネットワークは分かるが、経理会計のことは知らない!」
と言われて、たらいまわしされては、困ってしまいます。
経理会計と情報システム、両方とも責任をもって支援してくれるところを探しましょう。